ルイヴィトンエピ新作
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ルイヴィトン 長財布 M60323 エピ ポルトフォイユ・サラ ピモン
__109,26000
ルイヴィトン 長財布 M60323 エピ ポルトフォイユ・サラ ピモン 
(ルイヴィトン)LOUIS VUITTON エピ ミュルティクレ6 M63812 ノワール [並行輸入品]
__38,00000
(ルイヴィトン)LOUIS VUITTON エピ ミュルティクレ6 M63812 ノワール [並行輸入品] 
null すると、窓からさしていた月《ヽ》光《ヽ》が《ヽ》す《ヽ》う《ヽ》と《ヽ》伸《ヽ》び《ヽ》た《ヽ》。 「されば、霊樹《れいじゅ》と月の加護をもって南方の呪縛《じゅばく》を解き放たん。撃《う》て!」  月光の絡《から》まったヤドリギの矢が、アタッシュケースへ一直線に走った。淡《あわ》い白熱灯だけの室内に月光が弾《はじ》け、二度三度とアタッシェケースの表面に激突《げきとつ》した。  だが、砕《くだ》けたのは、一方的にヤドリギの矢の方であった。 「:傷ひとつなし、か」  苦渋《くじゅう》の顔で、穂波が呟《つぶや》く。  すでに、かなりの数の魔術《まじゅつ》を試《ため》してみたが、アタッシェケースの材質すら正確に知ることはできなかった。ばかりか、アタッシェケースには鍵穴《かぎあな》も継《つ》ぎ目さえもなかったのである。  唯一《ゆいいつ》分かったのは、このアタッシェケース自体が、最小規模の結界として機能しているらしいことだけだった。 (さすがは伊庭司の遺産やね……) 〈協会〉がフェーデの決着の前にアタッシェケースを渡《わた》したのは、『鍵』なしには開けられないという絶対の自信があったからだ。伊庭司が何を残したかは知れないが、このアタッシェケースの結界だけでも、十分|稀有《けう》な呪物《フェティシュ》といえた。 (ユーダイクスが欲しがるのも、当然かな……)  息をつく。  呪力とともに、どっと力が抜《ぬ》ける。脱力が《だつりょく》、あの言葉を思い出させた。 『立てないときに無理に立ち上がるのは、治る傷も治らなくする、愚《おろ》か者の行為《こうい》ですよ』 (…………!)  奥歯を噛《か》む。